禁煙率100%!?読むだけで絶対やめられる!?「禁煙セラピー」がすごい。

最近では横浜市を筆頭に路上での喫煙禁止や、飲食店では喫煙ルームなど分煙化が進んで喫煙家の肩身は重いです。ハリウッドの戦争映画にあるような喫煙シーン、ルパン三世での次元の喫煙シーンなど一時は男の象徴みたいにカッコイイものとして捉えられていました。しかし、今やたばこの害の方が強く表に出ています。たばこの箱に「あなたの健康を害するものです。」と書かれているのにも関わらず…。それに加えて、国には毎年約2兆円ものたばこ税収が入っています。喫煙者ではない僕にとって「あんな煙に400円も払って何をしているんだ?」と思うばかりです。

というのも、この本は僕ではなく喫煙歴40数年近い父親に父の日にプレゼントしたものです。何を買おうか悩みましたが、はやり健康が一番のプレゼントなのではないかと。Amazonにも400件近いレビューが書かれていますし、その効果も実践済み。実際、この記事を書こうと思った理由は、喫煙歴40年の父親が初めて禁煙に挑戦している姿を見てからでした。この本は正確に言うと、自己啓発本のような小手先のテクニックが羅列されているのではなく、いかにタバコが無力で体に重大が害を及ぼしているのか?無意味なのか?が説明されている点です。初版は1985年に発売されたもの。今から20年以上も前のものです。今回はそんな、禁煙の方法をご紹介したいと思います。

●禁煙率90%!読むだけで絶対やめられる「禁煙セラピー」がすごい。

著者であるアレン・カー氏は元々1日に100本のたばこを吸うチェーンスモーカーだったそうです。それが一年発起でこの方法を編み出してからたばことは無縁の生活を送っているそうです。自身の体験を元に禁煙セラピーを開催しているそうですが、そこでの経験がこの本に生かされているようです。

本書の冒頭からガツン!とした言葉が投げかけられます。

読み終わるまでタバコをやめないでください。

・誰でも簡単にやめられる。

本書を始めるにあたって、一つはっきりさせておきたいことがあります。「誰でもタバコはやめられる。それも簡単にやめられる」ということです。基本的に人は「恐れているからタバコを吸います。」

・喫煙の害だけをならべても禁煙はできない。

従来の禁煙法は、まずタバコの欠点を長々と並べ立てたあと、「もしタバコなしで一定期間過すことができれば欲望は消えてくれる。そうすればタバコに拘束されることなく人生を楽しむことができる」と、謳います。(中略)しかしこの方法で禁煙するのは本当にとても難しいのです。

なぜなら…。

①今吸っているタバコを消した瞬間、あなたはタバコをやめたことになります。そう考えると禁煙はそんなに難しいものではありません。
②健康のことを考えればタバコは吸えないはずです。しかし、人は緊張したときにタバコを吸います。
③「なぜタバコをやめたほうがいいのか」を考えるとかえって禁煙が難しくなります。なぜなら、

1.タバコはある人にとって古きよき友、またある人にとっては心の支えです。それは道楽だったり喜びだったりします。
2.やめる理由ばかり考えれば、問題の本質を見失ってしまいます。

私の「簡単メソッド」はこうです。まず、やめる理由をすべて忘れてください。そしてタバコの問題に面と向かい合い、次の問いを自分に投げかけます。

●何のためになめのか?
●本当に楽しんでいるのか?
●大金を払ってこんなものを口にくわえてむせ返る必要かあるのか?

・やめようと思っても吸っている不思議

喫煙者はそのお金でわざわざ肺を発がん性のタールで充満させ、血管を毒で侵し、痛めつけているのです。毎日全身の細胞と臓器から酸素を奪っているのですから体はだんだんと弱っていきます。不潔感、口臭、ヤニの付いた歯、焦げ付いた服、汚れた灰皿、古いタバコが放つ埃っぽい臭い…まるで一生奴隷生活に身を置いているものです。

・根拠があいまいなやめる理由

やめられないのはニコチンの禁断症状が原因だとも言われています。しかし実際の禁断症状は取るに足らないもので、ほとんどの人が麻薬中毒であることに気づかずに一生を過しているくらいです。「タバコはおいしいからだ」という人もいます。しかし、タバコは不潔で忌まわしい代物です。禁煙者でタバコがおいしいからだと思っている人がいれば聞いてごらんなさい。もしいつものブランドが手に入らなくなり、自分がまずいと思っているブランドしかないとしたらタバコはやめますか?-いいえ。喫煙者はというのはタバコを吸わないくらいなら古いロープでも吸っていたいものなのです。

・タバコを吸う理由。

肉体的、精神的に弱い人がタバコを吸うというのはウソです。強くなければあんなもの吸えないはずです。タバコら関して一番悲劇的なのは、中毒症状にもっていくために、自らすすんで大きな努力をはらっていることです。

・禁断症状の悪循環を断ち切れ

ニコチンはタバコに含まれる無色の油性物質で、依存性があります。依存になるまでのスピードはどんな麻薬よりも速く、タバコ1本でも中毒になります。タバコを一服するごとに肺から脳へ少量のニコチンが運ばれますが、そのスピードは血管に注入されたヘロインよりも早いのです。1本のタバコで20服すると、たった1本で20回分の麻薬を摂取する事になります。

・ストレスを癒すという幻想

タバコがストレスを癒すというのは幻想です。苦情の電話などを受けた時に一服すると落ち着く、ストレスが緩和されると喫煙者は思っていますが、実際はこういうことです。普段のストレスと一緒にその苛立ちを部分的にでも解消できれば心の安らぎが得られるはずです。喫煙者はタバコに火を付けることで気分がよくなります。しかしこの安らぎは本質的には幻想です。なぜなら、いくらタバコで気分が良くなったといっても非喫煙者よりは心は緊張しているし、タバコにのめり込めばのめり込むほど禁断症状は増し、タバコで緩和できる量もだんだん減っていくからです。

・週××円節約しょう

彼が1日20本吸う人ならば、私は言います。「お金の心配はないなんて、私には信じられませんね。だって一生で約480万円払うことになるんですよ。それだけの金額があったらどうします?」(中略)そこで私は言います。「では、とっておきの話があります。今、私に20万円払ってください。そしたらあなたが死ぬまで、私が毎日ただでタバコを提供しますよ」。もしこれが20万円で一生電気代を払ってもらえる話だとしたら、彼は一も二もなく契約書に私のサインを取り付けているでしょう。ところが確固たる喫煙者の1人たりともこの提案を受けてくれる人はいなかったのです。

・減煙は禁煙よりも難しい。

医者やアドバイザーの多く禁煙の補助手段としてまず減煙をすることを勧めます。確かに本数が少なくなることにこしたことはありません。しかし禁煙の足がかりとしての減煙は、決して禁煙に至ることはありません。(中略)「タバコなしだなんて、考えるだけでも恐ろしい。そうだ、これからは特別なときだけ吸うよにしょう1日10本に減らそう。1日10本に慣れたらそのペースを維持するか、もうちょっと減らすかすればいい」この人には確実に不幸が見舞っています。つまり、

●これは最悪の状況です。彼はニコチン依存症であり、そのうえ小悪魔が心の中に居座ることも許しています。
●彼の人生は、次のタバコを待ちわびるのに明け暮れています。
●減煙を始める前は、タバコに火をつけるたびに少なくとも禁断症状は緩和していました。ところが今では通常の生活からストレスに加え、ニコチン禁断症状にも耐えなければならない状況を自分で作ってしまったのです。
●彼かせタバコを吸いたいだけで吸っていた頃は、おいしいと思わなかっただけでなく、吸っていることさえ気にも留めませんでした。ただ機械的に吸っていたのです。

しかし減煙を始めた今、1本吸うために前よりも1時間く待たなければなりませんから、1日1本がとてもおいしいと感じます。長く待てば待つほど、次の1本がより貴重なものになります。(中略)本当にまったくその逆で、本数を減らせば禁断症状の時間も長くなり、さらにタバコが貴重なものになります。その一方で味はだんだんまずく思えてきますが、だからといって禁煙できるわけではありません。味は禁煙とは関係ないのです。タバコの味を味わうために喫煙するなら、誰も1本も吸わないでしょう。

・ニコチン中毒症に減煙は効果がない。

減煙が効果がないだけはなく、最悪の拷問です。喫煙の習慣を少しずつ減らしていけばタバコを欲する気持ちが減っていくだろうなんていう考えで減煙するのですから、うまくいきっこありません。

・禁断症状などもともと存在しない。

タバコ禁煙の極意

①もう二度とタバコを吸わないと決意する。
②ふさぎこまない。禁煙したことをよろこぶ。

「ならばこの本の後半は読まなくていいのでは?」
「なぜ初めにただそう言ってくれなかったのか?」と思っているかもしれませんね。しかし初めにそれだけ聞いただけで禁煙を始めていれば、すでにどこかで落ち込んでしまい、喫煙に逆戻りしているでしょう。(中略)何度も言っているように、喫煙とは邪悪で罠のようなものです。難しいのは化学的な依存を断ち切ることではなく、洗脳を洗いさることであり、そのためにまず喫煙の神話と幻想断ち切ることが大切です。

こんな方法当たり前じゃないか!と思った方も多いでしょう。しかし本書のポイントは喫煙による損得や体に対する害。つまり、たばこなんて吸っても意味がないんだよ!という事を共有する事で、禁煙に誘導していきます。たばこなんて吸わなくてもいいようになる。どんな方法でも禁煙の禁断症状は出ます。本書では3週間程度は辛いと書かれていますが、たばこに関する知識があれば乗り越えられる。吸わなくても良いというのが本質です。禁煙には基本的なポイントがいくつかあります。禁煙を始める前ににそれをしっかり頭にいれておく必要があります。

①「あなたにもできる」ということを認識する。
②「禁煙で失うものは何もなく、あるいは多大な利益だけだ」と認識する。
③「ちょっと1本だけなら…」という吸い方はないことを認識する。
④禁煙行為の意味を把握する。
⑥ニコチン依存症と、自分は喫煙者であるという問題を区別する。

つまり、タバコは単にそれに含まれるニコチンを摂取するためだけに吸っているのです。ニコチンへの飢えさえ捨ててしまえば、タバコを吸う必要はなくなります。自分を騙すのはやめましょう。

ここで紹介したのは、中身の一部分です。もし本気で禁煙したいと思うのなら、本書の手にとってみてください。少なくとも、ニコチン入りのガムよりは安上がりで効果的なはずです。

「最新!芸人タバコ事情」が「アメトーーク!」で放送

4月28日(木)に放送された雨上がり決死隊のトークバラエティ番組「アメトーーク!」(テレビ朝日)では、「最新!芸人タバコ事情」というテーマのもと、フットボールアワーの後藤さんや、FUJIWARAの藤本さん、千鳥のノブさん・大悟さん、ケンドーコバヤシさん、インパルスの板倉さん、狩野英孝さんらがゲストとして出演。最新の電子タバコiQOS(アイコス)や芸人さんたちのタバコ遍歴について、トークが繰り広げられました。

ちなみに司会の宮迫さん・蛍原さんはお二人ともかつてヘビースモーカーでしたが、禁煙に成功して現在も吸っていないとのこと。ゲストの皆さんの多くは、アイコスとタバコを併用しながらタバコを吸う本数を減らしているという状況だそうです。ゲストの芸人さんたちは「タバコは体に悪い」と分かっていながら、過去にも禁煙にチャレンジしては挫折し、なかなかやめられず苦労しているようでした。

 

『禁煙セラピー』が「それぞれの時代の禁煙・減煙グッズ」として紹介!

それを受け、番組内では「それぞれの時代の禁煙・減煙グッズ」を紹介。以下のようなグッズが紹介されました。

・ニコチンパッチ
・ニコチンガム
・禁煙パイプ
・『禁煙セラピー』(禁煙本)
・電子タバコ
・減煙フィルター

こうして見てみると、一口に「禁煙・減煙グッズ」と言っても流行り廃りがあるように思います。昔は禁煙パイプを咥えているおじさんが結構いましたよね。テレビCMも話題になりました。

今回は「アメトーーク!」で紹介された禁煙・減煙グッズの中から、番組内でフットボールアワーの後藤さんが「『アカン、このままやとタバコやめてまう!』と思って、本読むの止めました」と発言し笑いを誘っていた『禁煙セラピー』(禁煙本)をご紹介します。

禁煙セラピー

著者:アレン・カー 阪本章子

発売日:1996年06月

発行所:ロングセラーズ

価格:972円(税込)

ISBNコード:9784845405053

『禁煙セラピー』が発売されたのは20年前なので、今回初めてタイトルを聞いた方も結構いらっしゃると思います。でも実は『禁煙セラピー』は、多くの芸能人が禁煙を成功させた“禁煙本”のベストセラーなのです。

 

『禁煙セラピー』の著者、アレン・カーさんとは?

禁煙本『禁煙セラピー』の著者は、イギリス人のアレン・カーさん。1934年9月2日生まれのアレン・カーさんは、18歳の時からタバコを吸い始め、多い日で1日に100本以上吸っていた超ヘビースモーカーでした。喫煙者だった33年間、あらゆる禁煙方法を試しますが、挫折を繰り返すばかり。タバコを止められない自分に絶望しながらも試行錯誤を続け、1983年7月15日、ようやく禁煙に成功したのだそうです。

アレン・カーさんは当時会計士として働いていましたが、「世界中の喫煙者にタバコを止めさせてみせる」という野望に燃え、自分自身の経験をもとに自宅の一室でセラピーをスタート。1985年にはそのメソッドをまとめた代表作『禁煙セラピー』(原題:The Easy Way to Stop Smoking)を出版、以後35か国語以上に翻訳され、世界で1,100万部というベストセラーとなっています。

 

『禁煙セラピー』は日本でもベストセラー!多数の芸能人も禁煙に成功

アレン・カーさんの代表作『禁煙セラピー』は日本語にも翻訳され1996年に発売、日本国内でもベストセラーとなっています。

『禁煙セラピー』を読んだことで禁煙に成功した芸能人も多く、現在書店店頭に並んでいる『禁煙セラピー』の帯にはロンドンブーツ1号2号の田村淳さんが「本気でやめたいと思っている人が本気で読めば必ずやめられます! そんな不思議な本です! この本でやめられない人は本気でやめる気のない人です!」という推薦コメントを寄せております。過去には今田耕司さんや品川庄司の品川祐さんも帯に登場していました。

 

禁煙成功者が続出する『禁煙セラピー』の内容とは?

なぜ『禁煙セラピー』は世界中で大ヒットし、禁煙成功者を続出させているのでしょうか? それは元ヘビースモーカーである著者のアレン・カーさんが、「強い精神力に頼ってひたすら我慢するだけの禁煙方法」に疑問を感じ、何度も禁煙に失敗した自分自身の経験をもとに独自のメソッドを考案したからです。

『禁煙セラピー』のメソッドは、「なぜタバコが吸いたくなるのか」という理由をしっかり理解し、無意識のうちに抱いていたタバコに対する考えを正しい方向から見つめられるように導いていくものです。「タバコはストレスを和らげる」「タバコを吸うとリラックスする」といった幻想を一つひとつ打ち砕いて洗脳を解き、タバコを吸いたい気持ちを我慢するのではなく、タバコを吸いたいと思う気持ち自体を喫煙者の心の中からなくしてしまいます。イソップ童話の「北風と太陽」にたとえるなら、太陽の戦略を採った禁煙本なのです。

『禁煙セラピー』の読者層

『禁煙セラピー』の読者層を調べてみると、男性が圧倒的に多いかと思いきや、意外にも女性が半数以上を占めています(日販 WIN+調べ)。一般に喫煙者は男性に多いと思われていますが、タバコをやめたいと思っているのは女性の方が多いのかもしれませんね。年齢を見てみると、男性は40~50代、女性は30~40代に購入者が多いようです。子どもが生まれたり、健康に気を配り始めたりする年代なのかもしれません。

JT(日本たばこ産業株式会社)は4月1日より主力ブランドである「メビウス」(旧マイルドセブン)を税込430円から440円に値上げし、たばこ税の軽減措置が廃止される「わかば」「エコー」「ゴールデンバット」など6ブランドも30~50円値上げしています。

2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、政府は海外に比べて遅れているとされる受動喫煙対策を今後さらに強化する予定と発表しています。今後喫煙者はさらに肩身が狭くなることが予想されますので、もしタバコを本気でやめたいと考えている方は、一度『禁煙セラピー』を試してみてはいかがでしょうか?

 

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